小沢氏、消費税増税の参院選への影響「そういう議論してない」(産経新聞)
【小沢会見詳報】(2)(17日夕)
【消費税】
−−マニフェスト(政権公約)だが、消費税率を次の衆院選の後に上げる方向で調整されていると聞いているが
「ん? ああそうなの」
−−消費のことを考えた場合、数年後に上がるということの是非について。また参院選の前にこうした議論をすることの選挙への影響はどう考えているか
「そういうふうになってるちゅうのは、どこでなってんだか、私よく知りません。そのようには聞いておりません。ですから、それは政府部内なのか、少なくとも私の周りではそういう議論はしておりません」
「それでわれわれの最大の、国民の皆さんへの主張は、官僚主導から政策主導、要するに政治家が政治主導ちゅうのは、人事をいじくる話じゃないんですけども、政策を政治家の責任で決定するというのが政治主導だと私は思っておりますけれども、それによって徹底的に無駄を省く、また身の回りのことは、自治体に任せると」
「そのためには霞が関の個別の個所付け、ひも付きの補助金はやめると。また、特殊法人や独立行政法人などへ巨額の国費が投じられておりますけれども、そういうのも廃止、民営化等々を思い切って断行するというのが、われわれの国民への主張だったのではないかと思っております」
「したがいまして、税制のことはもちろん、最終的に考えなきゃ(なら)ないですけれども、私どもの、まず第一に取り組むことは、予算の一律削減ではなくして、無駄を省く、無駄なことはやめる、そういう決断を政治家がすることでありまして、そうすれば私は今言った地域主権、一括交付金化、補助金の。そういうたぐいのことを勇気を持って断行すれば、われわれが約束した政策は当面、十分実行できるというふうに思っております」
【官房機密費】
−−野中広務元官房長官が先般、マスコミに機密費を配ったと証言したが、こうした事実を見聞きしたことはあるか。自身が自民党幹事長時代にマスコミに金を配ったことを知っているか。官房機密費の是非についても見解を
「私は官房機密費を使う立場には今まで、立っておりません。従いまして、今のご質問については、まったく答えるだけの知識はありません」
「ですから、ま、答えられないんですけれども、機密費というような、その中身によるんですけれどもね。例えば、私は、各省庁で会議だの何かする時に、よく問題になるのは予算の流用ですよね。こういうことはよろしくないと。私は当然、誰だってね、ご飯も食べるんですし、ご飯食わないですごせる人はいないですから。会議の時にお茶出したり、お菓子出したり、あるいは朝昼晩のご飯の時にはご飯を出したり、というのは、特別な高価なものなら別ですけれども、そういう経費はですね、私の考え方としては、各省庁、きちんとおおっぴらに計上して、公にした方がいいと。そう思っております」
「ですから、機密費という言葉がいかにも、あのー、怪しげに聞こえますけれども、私としてはそういった必要経費は内緒で予算を流用したりなんだりするんじゃなくて、おおっぴらに各省庁ともですね、官邸だけじゃなくて、きちんと計上するという形にした方がいいんじゃないかと個人的には思っています」
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